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ふるさと

昔の事だが、新築の120戸の分譲マンションに入居した。
ホールですれ違うとどなたも爽やかな挨拶、「こんばんは」、「おはようございます」
新しく始まる暮らしを大切に作り上げよう、そんな気概を感じる。
子供たちが大きくなったときに、ここが故郷だと思えるところにしたい。

そんな気持ちから立ち上がった「自治会」
熱心な方に引きずられ10人ほどがメンバーに集まった。
事務方、建築や、高校教師、書道教師、工場従業員、そしてあの「おじいさん
どなたも個性的な方ばかり。
私たちは4人しかいない子供会の役員、そんなところでメンバーに誘われた。

規約つくりから始まった「自治会」は、回を重ねるごとに親しくなっていき・・
まず夏祭りをやりましょうよ!おみこしや屋台も楽しいね
暮れには餅つきもいいわね~
軽く発した一言が、すべて実現され、役員が変わっても毎年引き継がれた。

数年前に自治会の役が回ってきた。いつのまにやら20年経っていた。

さて、くじびきで大役に就いてしまった。
夏祭の実行委員になった。祭りや自治会は、どんなになっているかしら?
興味津々で役員会に臨む。驚いた!10人の「大役」の内男性は3人だけ。
5棟のマンションから選ばれた組長はじめ役員は50人ほどで、その殆どが女性。
テント張りや餅つきはどうするの?

3役も「くじびき」
会長はタンクローリーの運転手、くじを引きにきたのは小学生の息子さん。
副会長は公務員の若いお母さん、赤ちゃんもいて忙しそう!じつはこの副会長が一番「大変」なのだ。
会長も地域のイベントや会議に出席するという「大役」がある。

皆さん何が大変といって、どなたも「時間」が無いのだ。この不景気に職場だって余分な人員はいないから簡単には休めない。赤ちゃんを預けて働いている「副会長さん」は、許される有給は子供のために使いたいのだが、自治会行事に使い果たしそう。働き盛りの父母には「自治会」が重荷に思えた。

私は大した大役でもなく(環境委員)だったと思うが、非難訓練を仕切るくらい。

どんな行事も全員で動くので、仕事量は変わらないのだが、「この日市役所へ行ってくれる人」などと、手が空いている方が積極的に動いた。こんなふうに代わってもらえない仕事が多いのが「副会長」なのだ。私のようにお気楽な人間ならどんどん人任せにできるのだが・・

会長が「男」、副会長が「女」
ここでも家庭での男女の役割のように「女」に雑事を任せる「男」
そんな会長を支えて副会長は頑張った、ぜんぜん楽しそうじゃないな~。
そう皆楽しんでいない!役だからしょうがなく務めているだけ。

ここに一人心から楽しんでいる方がいた。

忙しい娘さん夫婦に代わって、組長の役をしてくださった。大病されたせいで、背は高いのにかなり痩せている。だれかれかまわず話しかけている。「うちにいても暇ですからね、なんでも手伝いますよ」、大役だけの仕事もやってくださった。おじいさんの体を心配していやがる役員もいたけど、これが行事の楽しさだと思う。そのうちにおじいさんを手伝ってみんな動きが良くなった。

私が仕切った「みたらし屋台」、おじいさんと2人でテンポよく焼ききった。
みたらしは串をずらっと並べて焼かないとなかなか焼けない。疲れないように、焼く、たれをつける、容器に入れる、売るを入れ替わって行った。そのうちに皆疲れて、私とおじいさんと2人で「焼く、たれをつける」を引き受けてリズムよく、おじいさんを急かしながら、おじいさんも負けじと頑張った。全部焼きあがったとたん二人で歓声!!やったね~。いや~のりぴーさんには急かされましたよ。楽しかったな~

こども神輿がやってきた。こんな元気なわっしょいは初めてだ!大人も見とれている。
女の子たちは浴衣でおしゃれして。広場で「久しぶり~」を楽しんだり・・
嫁いだ娘もやってきた。母はダンス、合唱の発表で張り切っている。




一年が終わる頃、考えた。
自治会は有志が役員をやればいいのにね・・と。
ほら、もうすでに、大量の団塊が暇になる。
どこへいく「あて」もないお・と・う・さ・ん達、どうかしら?


日々雑感 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2008/10/26 07:30
コメント
有志
自治会を立ち上げていろいろ企画することはきっと楽しいと思います。
でも幼稚園や学校のPTA活動みたいに同じことを何年もしようと思うと絶対に無理が出てきます。
何年も立派に続いている場合、伝統が・・・と言う言葉が出てきますけれど、私達は伝統のために生きているわけではないですからね。
かといって何もなければないで、人は繋がりがほしくなるものだと思うのです。
地方の村おこしとかそういうことを考えるとお祭りとかそういうものが重要になってくるのでしょうけれど、そう簡単にはいかない難しい問題があるのかな・・・と思っています。
Ceciliaさん
難しいですね。
始まりは一棟のマンションからのこのお祭りが、こんなに皆さんに「重荷」になっていたとは!毎年一棟づつ建設はすすみ、その度に巨大な祭りになりました。現在は約800戸になりました。しかも、誰もなにも議論することなく25年続いてきたんです。

この年マンションの敷地内で子供が連れ去られそうになった事件がありました。それまで「地域」に無関心だった人たちも加わって「自警団」が結成されまして、これも毎年つづいています(苦笑)

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