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プチトハナコ

花子とロダン

ロダンといえば“考える人”しか浮かばない。
ところが日本女性で何度もロダンの彫刻のモデルになった人がいる。
奇しくも、今月12日に出かけた「川上貞奴」邸の貞奴と同時代にパリにいた人物。

先週19日に一宮市尾西歴史民俗資料館に行ってきました。

等身大の花子の写真を印刷したタペストリーが来館者を出迎える。
その身長は138センチ。凛としたまなざしは小ささを感じさせない。
旅役者の着物姿で舞うサマは、誇りすら漂う。

DSC09383rodan.jpg

花子略歴
花子は明治元年に裕福な家庭に生まれるも、理不尽な事情により、
懇願されて裕福な青果屋の養女になる。
しかし、養父の道楽から家は没落。養母は、16歳の花子を芸者置屋に売り飛ばす。

20歳も年上で、おまけに3人の子持ちの男に身請けされる。
10年後別れることになる。自叙伝の中でこう書いている。
「小泉は私を身請けしましたが、心は身請けしていない。
このままでは私はもの足りない、生き足りない」

生活のあても立たれたときに、外国人貿易商が日本の音楽や踊りができる女性を集めていた。
花子はすぐにこれに応募し、欧州行きが決まった。
「これで恥辱を人に見られることだけは免れた。
一奮発して何にでもあれ一旗あげて成功せねば帰ってくることでない」・・花子自伝より。

しかし欧州での興行は一定の成功を収めたものの3ヶ月で終了する。
他の踊り子たちは皆帰国をしたが、花子は帰らなかった。帰れなかった。
花子は日本人一座と雇われて興行をした。そのうち自分たちで芝居一座を組んだ。

転機は訪れた。
川上貞奴一座の興行を成功に導いた、アメリカ人女性興行師ロイ・フラーと出会った事だ。
彼女は端役だった花子を座長にさせ、脚本にも手を加え花子の切腹の場面を加えた。

「怖くなった子供のような動作や溜息や傷ついた鳥のやうな鳴き声で身体を丸めて、重い縫い取りされた着物の中に細い姿を消した。顔は化石したように不動であったが、眼では激しい生気を表した。仕舞に、眼を見開いて彼女に追いついた死を眺めた。身震いさせるほどであった。」
ロイ・フラーの花子への評価




この花子の腹切りの形相に魅かれたロダンは花子をモデルに多くの銅像とデッサンを製作しました。
ロダンとの出会いによって花子の生涯にスポットライトが当てられたのです。
その明かりの元に、高村光太郎はじめ様々の人の手によってより光明があてられたのです。

展示された花子の写真はどれもが、一生懸命生きています。

晩年の花子は、キセルを燻らし、こざっぱりとした和室の座布団に座って
「生き足りました」と満足げでした。

DSC09387rodan.jpg

里中満知子さんの手でコミック本にもなっていました。





展示会 | コメント(12) | トラックバック(0) | 2008/11/23 23:35
コメント
切腹シーンの「死」によって「生」を獲得した花子。

それよりもまず「花子は明治元年に裕福な家庭に生まれるも、理不尽な事情により、懇願されて裕福な青果屋の養女になる。」という事情。


「理不尽な事情」とはなんだろう?
当時はありとあらゆる理不尽な事情があったろう事は想像に難くない。

が、なによりも「死」によって今後の彼女の「生」が獲得されたという
このこと、すごいと脱帽!
非常に象徴的な事だと思った。

のりぴーさんが提起する数々のこと、それもすごい!

書きたいことが入道雲のようにムクムクとふくれあがる。

でも、なかなか時間がなくて書けないのが残念・・・・
ごめんなさい。

hikomaさん

>「死」によって「生」を獲得した花子
お~!そんな視点もありですね。

>「理不尽な事情」
あ、やっぱり気になりますね。
花子は乳母に育てられますが、妹が生まれた頃、父と乳母が関係があるのではと取りざたされて、父が名古屋に持っていた店に乳母と共に預けられます。その店の隣の青果店の夫婦が花子を幼女にと熱望したのです。

なのにその養父は相撲か何かの追っかけになって借金がかさみ、あろうことか「遁走」するんですね。ああ~気の毒な花子。もちろん実父も助け舟を出すんですが、養母は無断で花子を「売る」んです。当時の社会事情では親には逆らえなかったんでしょう。

この展示会では、花子の発した「生きたりない」に惹かれました。

hikomaさんとはゆっくりお話したいですね。
「生きたりています?」

自問自答してみました。

えぇ、私は生きたりている・・・

ものすごく忙しくて、それも歳を重ねる毎に忙しさは
増すばかり。
週末のほとんどはどこかの東横イン。

朝、目覚めたとき、自分が何処のベッドで目覚めたのか、
考えてしまうことも・・・

でも、ジャッジ台の前に立つとき、ここは私の“場”と思う。
猫に接しているとき、幸せと思う。
美味しいものを飲んでいるとき、食べているとき、あぁなんて幸せと
感じる。

それから、音楽!

困ってしまうのは、どんどん好きな歌い手さんが増えていくこと。

それぞれ皆さん個性があって、ドミニク ヴィス、フィリップ ジャルスキー、
岡本さん、女性では波多野さん、それから・・・米良さん、に惹かれる。

米良さん・・・・・・・・・

私の中では、やはり米良さん。
ものすごく心が騒いでいたたまれない思いに突き動かされます。
なぜなのかわからない。
他の方の場合は“いいなぁ”と呑気にビールなど飲みながら鑑賞できる、
でも、米良さんの場合はひたすら聴き入ってしまう、それも尋常ではない
状態で。

“物狂おしさ”

米良さんだけがもつ力。

Marchさんが以前その魅力をある単語で上手く言い当てていましたが、
ご本人が自覚されていなくても、作詞・作曲家の『心』が見事に現れる、
それがすごいと思います。

あまりにも大切にしたいので、そっとそっとしておきたい・・・・

今、突然“死”が訪れたとしても、こんな素晴らしい音楽に巡り会えたし、
私に出来ることは精一杯やってきたし(もちろん見当外れで馬鹿なことが
多かったにしても)、美味しいものも十分に楽しんで、私は生き足りた!

ただ、欲張りなので、もっともっと美味しいもの食べたいし、もっともっと
素敵な音楽聴きたいし、猫たちとの日々の暮らしを続けていきたいし・・・

と、書いてみると、ほんと、私って欲張りねぇ。

長々とゴメンナサイ。
では、お休みなさい。


hikomaさん、はじめまして!

>“物狂おしさ”
>米良さんだけがもつ力。
>Marchさんが以前その魅力をある単語で上手く言い当てていましたが、
>ご本人が自覚されていなくても、作詞・作曲家の『心』が見事に現れる、
>それがすごいと思います。

29日関内ホールでの米良さんのチャリティコンサートに私も行く事になりました。
初!生・米良さんです&Philippe Jaroussky につぎカウンターテノールコンサート体験二度目です。
皆さんのコメントを拝見していて、コンサートがすごく楽しみになりました!

のりぴーさん、当日はお世話になります!
宜しくお願い致しますm(_ _)m
gongonさん

私もとっても楽しみにしています。
これで米良さんのファン仲間が増えることを願っています。
「でまち」ご一緒しましょうね。

hikomaさん

「生きたりています?」
自問してみました。

猪突盲進!誰がなんといおうと思い通りに突き進んでいる。

幸せの方向はこっちかしら?
それともあっちかしら?
幾度となく方向転換してきた。

でも、それももう終わり
あっちでも、こっちでもなかった
ここだったの!

ここで
泣いたり笑ったり怒ったり歌ったり愛したり出会ったり・・浸ったり♪
gongonさん

おはようございます。
29日の関内チャリティーコンサート、是非是非たのしんでいらして
下さい。

そしてできればコンサートの様子をここにご紹介下さい。

残念ながら伺えなかった私たちにもその場の雰囲気が感じられるよう、
こののりぴーさんのサイトは、そんなふうに参加しているみんなで支え合って
います。

もちろんご無理でない程度に。

hikomaさん

ありがとうございます♪
まったくの音楽初心者で(音符も読めませんv-16
専門的なことは分からずにひたすら聴くだけなんですよ。

米良さんの歌は、随分前にテレビで「もののけ姫」を途中だけ聞いて
後はユーチューブでバロック曲をいくつか聴いただけです。

米良さんの事は何の思い込みも知識もない、ほぼ白紙の状態ですので
素直に聴けそうです♪

いよいよ明後日になりました。
ちょっとドキドキしています♪

私だって全くの若葉マークなんです。
でも、音楽って知識で聴くものではなくて、
自分の感性で聴くもの。

真っ白なgongonさんのキャンバスの上に、
米良さんがどのような色で何を描いていくのか、
私は今、ちょっとドキドキハラハラ・・・

時にお話が脱線したり、コンディションが悪かったりすると
こちらが冷や汗びっしょりということもなきにしもあらずの
リサイタル、でも、どんなときでも米良さんはとっても正直に
ご自分をさらけ出し、私たちにご自分を預けてくださるの。

重たいなと感じたり、ふわぁっと軽々と受け止められたり、
そんな変化も、また米良さんならではのリサイタル。

歌い始めに、米良さん、必ず大きく息を吸い込んで、その時
眉毛がすーーーーーっと上がるの、是非そこから見てね!

(あぁ、私も行きたいなぁ・・・・・・)
hikomaさん

>(あぁ、私も行きたいなぁ・・・・・・)
自由席ですのでお席は取っときますよv-411
でも、この時期のhikomaさんは特に忙しそうですね。

米良さんのことうまく言い当てていますね。
まさにそのとおり!!!
いつもドキドキ、ハラハラ、ワクワク、ちょっぴり涙。
なんなんでしょうね?この気持ち!
米良さんの母のような、恋人のような、仲良しのような・・
予定が合えば出かけずにはいられない!

あさってはどんな米良さんかしら?
>時にお話が脱線したり、コンディションが悪かったりすると
>こちらが冷や汗びっしょりということもなきにしもあらずの
>リサイタル、でも、どんなときでも米良さんはとっても正直に
>ご自分をさらけ出し、私たちにご自分を預けてくださるの。

うわ~、どうしましょう・・・
ますます明後日のコンサートが楽しみになってきました!
でも、これ以上は予備知識入れない方が良さそうですね(笑)

うふふふふ♪

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